産学共同研究による新素材

開発目的

世界的に乾燥地化が進み世界内陸部などに於いては砂漠化が進行し農耕地の放棄がされています。 我国は食料輸入を盛んに行っていますが、輸出国ではその食料生産に於いて多大な『水』を消費しています。 そこで、弊社では廃棄物として処分されている繊維クズを再利用した保水材料を開発し新たな大規模灌漑を 必要としない、リサイクル資材による持続的な降雨依存の農業生産、土壌保全、緑化技術の確立を目指し 地球温暖化防止の一助として研究を進めていきます。 

特徴

温度応答性: 一定範囲以下では親水性となり吸水し、一定温度範囲以上では疎水化して水を放出します。 図のように低温での吸水能は低いが明らかに温度応答性を持っています。この事は土壌が熱せられ、 保水材の水分が減少していく状態(水を放出する)を表しています。

TGB-FF、TGR-FF温度と吸放水量

塩類過多水: 保水材の核となるセルロースが吸水能を発揮します。 図は人工尿の放水量を表しています。通常の保水材はこの様な塩類が多くなると極端に吸水量が 低下しますが、TGR-FFの低下は少ない。

添加培養土KEの吸水率

保水材の分解について: 鳥取大学農学部(中島廣光教授)において分解菌の同定を行いました。 図は保水材の分解試験です。TGF-FFに生分解性を付与させることにより土壌中にポリマーが堆積せずに 微生物により分解をしていくので自然に優しい保水材であると言えます。

グラム染色&カタラーゼ試験&オキシダーゼ試験コロニー&顕微鏡観察の様子

用途

  ☆乾燥地などの緑化
☆持続可能な降雨依存の農業生産技術の確立
☆土壌保全 ☆ガーデニング
☆ヒートアイランド対策 など

発表論文

  2008年中国(北京)開催 『International Symposium on Water in Agriculture and Forestry』 にて発表
2008年日本化学会 『化学と工業』掲載

共同研究

  ☆研究タイトル
『乾燥地など原野土壌に対する土壌保全及び緑化に関する研究』
☆主たる共同研究者
山本太平先生 鳥取大学乾燥地研究センター教授(現名誉教授)
中島廣光先生 鳥取大学農学部教授
藤山英保先生 鳥取大学農学部教授 他

 

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